穂の香のほのぼの日記

穂の香・いのうえ内科での日々の出来事をお伝えします

桜の木 No.32

桜の木

この桜は私が生まれる前に植えられた木で100年

以上の樹齢だとのこと。20年前に亡き父の医院を

受け継ぐために帰ってきた3月下旬の春。

見上げたこの桜は子供の頃に眺めた時と変わらず

安心した気持ちと、開業や新生活への不安が入り

混じった心境だったことを思い出す。

 

それ以来、毎年桜を眺め桜に見守られて春を迎え

ている。

毎年花の咲き方が違うのを感じる。環境の変化に

対応しながら厳冬を耐え春に満開の花が咲く。

眺めている私の気持ちも毎年違っているような…

今年の桜を眺めた思いは、たくましく生きている

強さを感じた。

 

来年はどんな咲き方を見せてくれるのか?

私はどんな思いで眺めているのだろうか?

この先も桜と共に強く穏やかに歳を重ねて

いきたいと思う。